パパママが気付いてあげるべき子どもの言動とは?【発達障害】

子どもの将来を心配するならこそ、しっかりと子どもに関わろう!

自分の子どもには、明るい未来を歩んでもらいたい。

これは子どもをもつ親であれば、誰もが願わずにはいられないことです。

子どもの将来を左右するのは、やっぱりいつも近くにいるパパとママの存在が大きいことは言うまでもありません。

最近より身近になった「発達障害」の知識を持つことで、子どもの将来が暗く悲しいものになることを防ぐことができます。

今回は、子どもが見せる「発達障害」のサインについて、ご紹介していきたいと思います。

 

そもそも「発達障害」って何だろう?

だいたいのイメージはつくものの、まだ正しい理解が進んでいない「発達障害」。

子どもの未来を案じるうえで、発達障害への理解はとても大事なものだと思っています。

発達障害とは、主に以下の4種類が挙げられます。

自閉症スペクトラム(ASD)

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

学習障害(LD)

知的障害

どれも一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、全て発達障害の一部となっています。

コミュニケーション能力や対人関係に困難がある「自閉症スペクトラム」、感情や行動のコントロールが苦手な「注意欠陥・多動性障害」、学習や知的な面では遅れはないものの特定の分野が極端に苦手となる「学習障害」、そして知的な遅れがある「知的障害」、これらすべてを総称して「発達障害」と呼んでいるわけです。

「発達障害」に共通していることは、主に3歳までに表に現れてくること。

つまり、普段一緒にいるパパやママが見つけてあげる必要があるということです。

それでは、ちょっと気になるサインを幾つかご紹介したいと思います。

発語のサイン

発達障害の中で、最も大きな影響を与えるのは「発語」です。

というのも、発語ができるかどうかで、コミュニケーションはもちろんのこと、いろいろなことに対する理解力も段違いになってくるからです。

難しいのは、ただ無口なのか、言葉に興味がないのか、それとも発達障害だからなのか、という判断基準です。

子どもは自分から大人の言葉を真似をして言葉を覚えていきますが、だからといって放っておいて良いというわけではありません。

絵本や遊びを通して、しっかりとお子さんに言葉を投げかけ、反応を確かめていくことは重要です。

女の子は男の子に比べて発達が早い傾向にあるため、2歳になっても言葉を発しない男の子は「まぁ男の子だからね」とスルーされてしまいがちですが、定期に行われる健康診断などで、しっかりと相談していくことを強くお勧めします。

興味のサイン

先ほど発語のところでも「興味」という単語を用いましたが、どんなことに興味を持っているのか?という部分をしっかりと把握することが重要です。

もし特定の何かにしか興味を持たず、他のものにまったく興味や関心を示さない場合、ちょっとサインが出ているかなと思います。

単に「好きすぎて」ということも当然あり得ますので、好きなものに対しては問題ありません。

問題にすべきなのは、他のものにまったく興味や関心を示さない部分です。

知的の影響がある場合がありますので、パパやママから興味を促してみて、反応を見ていくのは重要かなと思います。

「おや?」と思ったら、すぐに相談しましょう!

子どもが爆発的な成長を見せる3歳までの時間は、大人が過ごす時間とは比べ物にならないくらい重要な時間です。

ですから、あまり様子見しすぎて行動に移さないと、時間はあっという間に過ぎていき、もっと子どもが成長できたはずなのに、成長を止めてしまう懸念もあります。

もし「あれ?」「おや?」と思うことがあれば、迷わずに『保健センター』に相談しましょう!

保健センターには、育児に関するプロフェッショナルがいますので、相談相手になってくれます。

なお、保健センターに相談する際には、できればパパとママの2人で行かれることを強くお勧めします。

特にママはパパよりも子育てに関する不安を強く抱いてしまいますので、相談しに行くことすら「私が悪いからだ」と思って躊躇してしまいがちです。

そこでパパが一緒に連れ添うことで、ママだけじゃない、パパとママの2人なら乗り越えられると自信をつけることが重要です。

勘違いされがちですが、発達障害とはパパやママに責任があるのではなく、様々な要因から発生することが研究の結果からわかっています。

先天的なことも影響していますし、パパやママが責任を感じる必要はないのです。

もしパパやママに責任があるとするならば、それは『生まれてきた子どもに対する対応』です。

どんな事情があるにせよ、どんな子どもにも幸せな人生を歩む権利があり、パパとママにはその権利を守る義務があると思います。

もし子どもが発達障害と診断されたからといって、目の前が真っ暗になることはありません。

寧ろ、子どもにとっては発達障害とわかったことで、子どもに合った教育を受けさせることができますから、明るい未来への道が拓けるのです。

相談することは怖いことではありませんので、もし不安に感じることがあれば、躊躇することなく相談してみてください!